最近、新聞やニュースなどでICTという言葉をよく聞きます。
IT(情報技術)という言葉はここ15年くらいで浸透して今ではだれもが耳にしています。
各家庭にパソコンが普及し携帯電話も普及し、ブログやホームページなども自由に作成でき、おまけに相手の顔を画面で見ながら電話ができるという時代になりました。
簡単にいうとこのあたりがIT(情報技術)になるのでしょう・・。簡単すぎますが・・。
このITに通信技術を加えたものがICT(情報通信技術)といわれるものだそうです。
そしてこのICTを建設産業に活用したものが建設ICTとして将来期待されたシステムとして話題となっています。
近年社会問題となっている日本の人口の減少と高齢化社会、それに伴う建設業の若者労働者の減少、環境問題、品質管理、コスト、安全、災害対策などなど問題は山積みです。
それらの問題を解決するため、現在すでに活躍しているシステムの例としてブルドーザなどの建設機械にGPSでの位置情報や標高のデータをリアルタイムに取得し、設計データとの差をオペレータに情報を提供し作業効率をアップさせたり、パソコン上の仮想の世界で実際の図面の建物を建て、工程や危険作業を確認するようなシステム、あるいは災害時の危険な作業や場所の確認をするためにドローンを飛ばして正確なデータを得たり、将来は人工知能によりこれらが自動化され作業員が機械化される・・それは言い過ぎか・・。
こういったICT技術の体験会や講習会が各地で行われています。
3K(きつい・きたない・きけん)といわれる建設現場がこのICT技術により将来の建設現場のありかたを大きく変えるだけの潜在能力をもっているのは確かであり、人材確保に必要な労働環境をも改善し将来の建設業が魅力あるものになってもらいたい!
そう願いたいです。